【児童ポルノ・京都】コスプレ14歳少女に〝過激〟ポーズ強要、わいせつ行為

アニメやゲームなどのキャラクターにふんするコスプレ。「撮影会」と称して中学2年の少女を人けのない雑木林に誘い込み、わいせつな行為をしたとして、京都府警山科署は1月、無職の男(51)を逮捕した。少女のコスプレはバーチャルシンガー「鏡音(かがみね)リン」。初音ミクに続くキャラクターとして、動画サイトでも多数の楽曲が発表されている。コスプレの愛好者は増えているが、インターネットで検索するとコスプレのわいせつ画像が横行。撮影会と称するイベントも「ナンパ目的」の利用者が入り込んでおり、トラブルの温床になりかねないものが混在している。
◇3人だけの撮影会
 事件が起きたのは平成26年11月2日のことだ。
 山科署によると、男は2日午後0時45分ごろ、京都府宇治市の雑木林で、バーチャルシンガー「鏡音リン」やナース服などのコスプレをしていた京都市山科区の中学2年の少女(14)の下半身を触るなどのわいせつ行為をした。
 舞台となったのはコスプレの「撮影会」。男と被害に遭った少女、さらに少女の同級生の3人だけで行われた。男は以前にコスプレ愛好家専用のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、少女の同級生と知り合っていた。
 男と同級生はそれまでに何度かコスプレ撮影会をしていたが、わいせつ行為が行われたことはなかったらしい。同級生は少女に対し、男のことを「カメラマン」と説明していた。
 以前からコスプレに興味があった少女を同級生が誘い、「撮影会をしたい」と男に連絡したところ、男が日時と場所を指定した。当日、自分の乗用車に2人を乗せ、宇治市内の雑木林に連れ込み、犯行に及んだ。
◇「2人だけで撮影する」
 男と少女はこの日が初対面だった。
 男は最初、コスプレをした少女らの写真を撮っていただけだったが、しばらくすると「2人だけで撮影する」。そう言って同級生を車に残し、少女と一緒に雑木林に入っていった。
 2人だけになると、男は豹変(ひょうへん)する。少女に対し「足を開いて」と過激な要求を始めたのだ。
 撮影を続けるとさらにエスカレート。下半身を触るなどのわいせつ行為に及んだ。恐怖を感じた少女は抵抗することもできなかったという。
 少女が帰宅した後、母親に相談して事件が発覚。移動に使った男の車の特徴を覚えていたことから、現場周辺の防犯カメラに写った車の映像などをもとに男が特定された。
 山科署の調べに対して、男は当初、「写真は撮影したがわいせつ行為はしていない」と容疑を否認。その後一転して「間違いない」と容疑を認めた。
 実は男は平成25年にも、インターネットで知り合ったコスプレ少女が18歳未満だと知りながら、大阪府池田市内のホテルで数百枚のわいせつ写真を撮影。児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで兵庫県警に逮捕されたことがあった。
◇狙われるコスプレーヤー
 コスプレーヤーを狙った事件は全国各地で頻発している。
 昨年4月には、コスプレのモデル撮影と称して女子中学生らの裸の動画を撮影するなどしたとして、兵庫県警が児童福祉法違反と児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で京都府亀岡市の男を逮捕している。
 コスプレは架空キャラクターになりきり、非現実の世界に身を投じることができるとして人気が高まっている。キャラクターの世界観を表現しようとすれば、複数の参加が必要な場合もある。撮影役が必要なときもあり、SNSはこうした仲間探しの格好の舞台となっている。
業界関係者によると、愛好家専用のSNSは、腕の良いカメラマンに撮影してもらったりすることを目的に、多くのコスプレーヤーが利用。中高生ら未成年の利用者も少なくない。
 この業界関係者は「コスプレーヤーたちはあくまで趣味の合う相手を探して撮影会を行っているだけ。交通費などを除き、撮影者側とモデルとの間で基本的に金銭の受け渡しもない」と話す。
 ほとんどの撮影会は問題なく、それぞれが楽しむ趣味のイベントとして成立しているようだ。だが、今回の男のように、悪意をもった者が入りこめば、トラブルの温床になりかねない。
危機感薄い「初心者」
 コスプレ撮影地として人気が高い大阪市住之江区のATC(アジア太平洋トレードセンター)や京都市中京区の京都国際マンガミュージアムで行われるイベントでは、悪質な参加者を退場させる措置を取るなど防止策を講じている。
 数年前からナンパ目的の利用者が増加していることにも注意が必要だ。こうした利用者に対し、プロフィルに「男性と1対1の撮影はお断り」と書くなど自衛措置を取る女性コスプレーヤーも少なくない。
 ただ、別の業界関係者は「最近になって始めた若い利用者は、危険性が潜んでいるということを認識できていない可能性がある」と警告する。
 コスプレ少女を狙った今回の事件について、捜査を担当した山科署の幹部は「個人の趣味につけ込み、判断能力や対応能力が十分でない少女を狙った卑劣な犯行だ」とした上で、「あらゆるところに犯罪の影が潜んでいるということを認識し、自分を守るという意識を高めてほしい」と話している。
(産経WEST 2015年3月30日 )

http://www.sankei.com/west/news/150330/wst1503300007-n1.html”


Category: 児童買春・ポルノ
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