【報告】人身取引に関する国際会議で事例報告をしました(開催地:台湾)

国際会議での事例報告
【 2018 International Workshop on Strategies for Human Trafficking への参加 】

7月25日~26日の2日間、台湾の台北にて上記の国際会議が開催されました。これは台湾政府により毎年開催されている、人身取引根絶を目指し、様々な取り組みや対策などについて、台湾国内のみならず、海外からも人身取引対策に関わる多くの方々が参加し、自国や自団体の取り組みや抱える問題などを共有する場となっています。
把握できているだけでも、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー等の欧州はじめ、イスラエル、ツバル、タイ、フィリピン、インドネシア、モンゴル、ベトナム、香港等中東からアジア、さらにはホンジュラス、グァテマラ、ベリーズブラジル、パラグアイなど中南米諸国の大使館関係者等からも出席者がいました。

今回ライトハウスは台湾内政部移民署より招聘いただき、本ワークショップにおいて事務局長の坂本が25分ほど、日本における人身取引事例ならびに問題点などをお話しさせていただきました。日本からの出席者はライトハウスと入国管理局、そして現地に事務所を構える交流協会の職員の、合計3名でした。

現在、ライトハウスが日本国内で提供する支援は、主として「性的搾取」に係る被害や相談となりますが、今回のワークショップでは性的搾取以外にも、家事労働や漁業などにおける強制労働についても、様々な事例共有がありました。特に台湾やインドネシアなど、島国ならではの漁業に係る強制労働については、普段、日本で耳にする機会も少ないことから、改めて労働搾取問題の深刻さを考えさせられました。
ライトハウスからは狭いエリアながら、深刻な被害の生じている「AV出演強要」「JKビジネス」について、いくつかの事例を挙げつつ、本問題の深刻さをお伝えしました。

願わくば、来年もお呼びいただき、さらい発表に係るお時間ももう少しいただければ、と願っております。

本ワークショップには台湾の陳副総統や徐内政部大臣もご出席しており、国を挙げて本問題に取り組んでいることを実感した次第です。人身取引が国境を越えて行われている今、支援側もまた、枠が枷になるのではなく、国家や地域を越えた真の協働体制を構築し、被害者を支援できる体制を作っていくことが急務であると痛感しました。